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先生は共立学校時代の私の英語の先生だ。あの頃は先生も男のさかりで、アアヴィングの「リップ・ヴァン・ウィンクル」などを教えてくれたものだった。その先生が今ではこういうとこに隠れて、花を植えて楽んだり鉱泉に老を養ったりするような、白髯はくぜんの翁おきなだ。どうかすると先生の口から先生自身がリップ・ヴァン・ウィンクルであるかのような戯談じょうだんを聞くこともある。でも先生の雄心は年と共に銷磨しょうまし尽すようなものでもない。客が訪ねて行くと、談論風発する。
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