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潜水夫たちは、足のうらにつけた、大きなナマリのおもりや、胸にさげたナマリのおもりの力で、ぐんぐん水の中を沈んでいきます。沈むにつれて、下の方から巨大な船体が見えてきました。二十年もたっているので、水の中のゴミがつもり、そこから海草がはえ、また貝がらが、いっぱいついていて、鉄の船というよりは、海の底の大きな岩山のように見えるのでした。船体は三十度ぐらいによこにかしいで沈んでいました。甲板がきゅうな坂のように、かたむいているのです。ふたりの潜水夫がおりたのは、沈没船の船首に近いところでした。かれらは船首の外がわにたどりついて鉄棒で貝がらなどを、けずりとり、水中電灯をふりてらして、船の名が書いてある場所をさがしました。そして、なんなく、それが大洋丸にちがいないことを、たしかめたのでした。
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