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――私の家は只今のところでは遠い親類しか居りませぬので、只今では親身の者と申しましては娘と私と二人切りで御座います。一郎はこれから私の子供分に致しまして、私の力一パイ立派な人間に育て上げて行きたいと存じますが……父無子ててなしごと位牌子いはいごをたよりに、暮すことを思いますと……(涕泣すすりなき)。
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