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一周すれば二里あまりもあるという広々とした高原の一部が私達の眼にあった。牛の群が見える。何と思ったか、私達の方を眼掛めがけて突進してくる牛もある。こうして放し飼にしてある牛の群の側を通るのは、慣れない私には気味悪く思われた。私達は牧夫の住んでいる方へと急いだ。
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「お待ちよ。いま消し炭を持ってくるから」と会釈しながら、夕闇の境内を縫って、西門の方へ従ついて行った。と、妙覚寺の大門の前にただ一名で立ちはだかり、彼方かなたにどよめいている明智勢にたいして、巨尻エロデニム石垣の上に細路ほそみち、「けむいのう。うう。けむたいぞ」
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