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av無修正きよみれい「その床几しょうぎへ倚よって休むがいい」太陽が腰を掛けてゐる。
天保四年四月六日に、抽斎は藩主信順に随したがって江戸を発し、始めて弘前に往った。江戸に還かえったのは、翌五年十一月十五日である。この留守に前藩主寧親は六十九歳で卒した。抽斎の父允成が四月朔さくに二人ににん扶持の加増を受けて、隠居料五人扶持にせられたのは、特に寧親に侍せしめられたためであろう。これは抽斎が二十九歳から三十歳に至る間の事である。
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