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黒い鉄の頭は、人間の倍ほどもありました。ちょうど潜水服の鉄かぶとと、おなじぐらいの大きさです。その顔に、大きなくぼんだ目がふたつ、海底のうすやみの中でも、ギラギラ光っていました。口は耳までさけていて、するどい牙きばがはえていました。その怪物は、ふとい鉄の棒のような両手で、「こちらへおいで。」というような、手まねきをしていましたが、その鉄のゆびのさきには、ワシのようなするどいツメがはえていました。胴体もしっぽも鉄でできているらしく、背中からしっぽにかけて、鳥のトサカのような、動物のタテガミのような、とんがったギザギザのものが、ずっと、つづいていました。人間とワニとのあいの子で、しかもそのからだが鉄でできているという、なんともいえない、いやらしい怪物でした。
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