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※(「くさかんむり/頤のへん」、第4水準2-86-13)庭さいてい、名は元堅げんけん、字あざなは亦柔えきじゅう、一に三松さんしょうと号す。通称は安叔あんしゅく、後のち楽真院また楽春院という。寛政七年に桂山けいざんの次男に生れた。幼時犬を闘たたかわしむることを好んで、学業を事としなかったが、人が父兄に若しかずというを以て責めると、「今に見ろ、立派な医者になって見せるから」といっていた。幾いくばくもなくして節を折って書を読み、精力衆しゅうに踰こえ、識見人ひとを驚かした。分家した初はじめは本石町ほんこくちょうに住していたが、後に矢の倉に移った。侍医に任じ、法眼に叙せられ、次で法印に進んだ。秩禄ちつろくは宗家そうかと同じく二百俵三十人扶持である。
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