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その帰途、彼は赤井の家へ寄って、喜兵衛から左馬之助のことを聞いた。……その話によると、左馬之助はいちど林数右衛門という物頭の家へ養子にゆき、一子をあげたが、遊蕩ゆうとうのため離別された。次に越田久内、三番めに六出いで秀平というぐあいで、養子にいっては不縁になった。そのあいだに川端の博奕宿ばくちやどの女とでき、子供まであるということがわかって、父からも勘当されたということであった。
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