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中丸は当時その師抽斎に説くに、頗る多言を費ついやし、矢島氏の祀まつりを絶つに忍びぬというを以て、抽斎の情誼じょうぎに愬うったえた。なぜというに、抽斎が次男優善をして矢島氏の女壻たらしむるのは大いなる犠牲であったからである。玄碩の遺した女むすめ鉄は重い痘瘡とうそうを患うれえて、瘢痕はんこん満面、人の見るを厭いとう醜貌であった。
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