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こう山住やまずみの話をして聞かせる。亭主も私達が訪ねて来たことを嬉しそうに、その年作ったという葱の出来などを話し聞かせて夫婦して夕飯の仕度をしてくれた。炉には馬に食わせるとかの馬鈴薯じゃがいもを煮る大鍋が掛けてあったが、それが小鍋に取替えられた。細君が芋を入れれば、亭主はその上へ蓋ふたを載せる。私達は「手鍋提げても」という俗謡うたにあるような生活を眼まのあたり見た。
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