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わたくしは抽斎の誕生を語るに当って、後のちにその師となるべき人々を数えた。それは抽斎の生れた時、四十一歳であった迷庵、三十一歳であった※(「木+夜」、第3水準1-85-76)斎えきさい、二十九歳であった蘭軒の三人と、京水とであって、独り京水は過去帖を獲るまでその齢よわいを算することが出来なかった。なぜというに、京水の歿年が天保七年だということは、保さんが知っていたが、年歯ねんしに至っては全く所見がなかったからである。
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